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◇「分煙の徹底100%」目指す

今月は栃木県の「禁煙推進月間」。全国的にも、31日の「世界禁煙デー」から6月6日までの1週間は、禁煙週間となる。栃木県内では、喫煙が原因の一つとされる脳血管疾患や心疾患による死亡率が高い。背景には全国でも高い喫煙率や、公共の場所での喫煙締め出しの取り組みの不徹底さなどがありそうだ。【松谷譲二】

◆女性ワースト1位

日本人の十大死因に含まれる心疾患(心筋こうそくなど)と脳血管疾患(くも膜下出血など)。これら疾患での死亡率を高める危険因子の一つが喫煙だ。厚生労働省が5年に1度まとめる「年齢調整死亡率」によると、05年統計で栃木県は、脳血管疾患で女性はワースト1位、男性は同3位。心疾患では女性はワースト4位、男性は6位だった。

同省の国民生活基礎調査によると、04年の栃木県内の喫煙率は、成人男性44%(全国10位)、成人女性12%(同9位)。年代別では20~40代男性で50%超、20~30代女性でも20%を上回った。栃木県の03年度の調査では、未成年者の喫煙率が男性12%、女性10%となっている。栃木県健康増進課は「喫煙率の高さが、心疾患などの死亡率を高める要因の一つととらえている」と話す。

◆禁煙推進で県庁の喫煙所撤去へ

これらのデータを受け、栃木県はさまざまな対策に乗り出している。05年度に「とちぎ健康21プラン」を改定し、「未成年者の喫煙率0%に」「分煙の徹底100%」などの目標を掲げた。

07年からは「禁煙サポーターズ」の養成も始めた。医療・福祉学校の学生を対象に、1回4時間の講習を受け、たばこの害についての知識を身につけてもらい、周囲に啓発してもらう。07年度には540人が認定され、今年度も500人の養成を目指す。

栃木県庁(15階建て)では現在、喫煙コーナーは、来庁客用も含め4カ所あるが、栃木県職員厚生課は「県民の健康づくりの観点から2年後をめどにすべて撤去する」という。栃木県健康増進課は、「未成年者の喫煙につながる恐れもあり、副流煙の受動喫煙による影響も高い」と、職員の理解と協力を呼びかけている。

◆そろわぬ足並み、愛煙家から反発も

ただ、栃木県の対応は足元ですでにばらつきが見られる。栃木県庁隣の県議会棟(6階建て)には、11カ所の喫煙所があるが、撤去については「議論があるとも思うが、特に考えていない」(議会事務局)と消極的だ。

庁舎内の喫煙コーナーには愛煙家が絶えない。1日1箱吸うという職員からは「分煙してるから迷惑はかけてない。みんなヒステリックになりすぎてる」との声も聞かれた。

(毎日新聞地方版より)
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